素直に受け取っていい

受け取る前回のコラム「心に持栄養を」で、心の栄養となるストロークをたくさん貯めようということを書きましたが、他人からの厚意(プラスのストローク)を素直に受け取れない人も多いと感じていて(かく言う私もそうでした)、今回はそのことについて触れてみようと思います。
人からの厚意であってもその時必要なければ、もちろんお断りしていいのですが、今回は本当はうれしいはずなのに素直に受け取れない場合を想定しています。

誰かに褒めてもらったり、親切にしてもらったりした時に素直に「ありがとう」と受け取ることができない人の心理としては人それぞれ違いますが、比較的多いものをあげると「自分にはそんなことをしてもらう価値がない」「人に甘えてはいけない」「他人を信じられない」などがあります。

まず「自分にはそんなことをしてもらう価値がない」と思って遠慮してしまう人は、基本的に自己評価が低く自分のことが嫌いだったりします。
でも、誰がなんと言おうとあなたは人からの厚意を受け取る価値のある人なのです。
例えあなたが自分のことを嫌いだろうと自分に価値がないと思っていようと、あなたに親切にしてくれた人はそんなこと知らないし、あなたの力になりたいと思って親切にしてくれたのですから、遠慮なく素直に「ありがとう」と受け取っていいのですよ。
親切にした相手にとっても、あなたが素直に「ありがとう」と受け取ってくれたらうれしいのです。あなたが喜んで親切・厚意を受け取ることで、相手も幸せな気分になれるんですよ(*^-^*)

「人に甘えてはいけない」と思って人からの親切を断ってしまう人も、上記の人と似ている部分はあるかもしれません。
後は幼い頃から親から「甘えるな!」と言われ続けてきたり、逆に何らかの理由で幼い頃から「自分がしっかりしなければ」と誰にも頼ることなく頑張らなければいけない状況で育ったりすると、人からの親切でさえ罪悪感を感じたり、素直に受け取れない場合もあります。
甘えることは悪いことではありません。
ヒトは全く誰にも頼らずに生きることは難しい生き物です。助けが必要な時に手を差しのべてくれる人がいたなら、素直に甘えていいのです。
本当に助けて欲しい時に助けを求めることは、あなたが思っているような悪い意味の「甘え」とは違いますよ☺

それから人を信じることができないから、人からの厚意を素直に受け取れない人もいます。
子どもの頃に裏切られたり、騙されたり、苛められたりした経験があると、人を信じることが怖くなり、人から親切にされた時も「何か魂胆があるんじゃないか」「裏があるんじゃないか」と疑ってしまうのです。
人を信じることができないと、孤独感も強いと思います。さみしいですよね…
人を信じることができない人に無理に信じろとは言いません。ただ、もし周りにあなたのことを信じて大切に扱ってくれる人がいるなら、その人は信じてもいいと思います。信じてもいいと思える人からの親切を「ありがとう」と受け取ってみることから始めてみてください。

ちなみに私自身は、一つめの「受け取る価値がない」のと最後の「人を信じられない」のが理由で、人からの褒め言葉や親切を素直に受け取れませんでしたね。

心の栄養「ストローク」は、せっかく周りの人から与えてもらっても自分から拒否してしまっては、いつまで経っても貯まらず、心は満たされません。
少しずつでも受け取る練習を重ねて、ストロークを貯めていきましょう。