対人恐怖症は、社会不安障害の一つです。
あなたは対人恐怖症というと、どういったイメージがありますか?
引きこもり?人と会うのが怖い?

実は対人恐怖症の人が必ずしも引きこもりになるとは限りません。
むしろ対人恐怖症でも人前に立つ仕事や人と接する仕事をしている人は多いですし、私自身も対人恐怖を抱えながらずっと接客の仕事をしていました。

対人恐怖症の主な特徴は、他人からどう見られているかを気にし過ぎてしまうことです。
そのため他人がいるところでは常に緊張状態でいるため、緊張による体の症状も出たりします。

【対人恐怖症の人に多い訴え】
見られている気がする(人からの視線が怖い)
人と目が合うのが怖い
自分の視線が迷惑をかけているんじゃないかと気になる
周囲の人たちに合わせてばかりで、本当の自分が分からない
人が話しているところを見ると悪口を言われているんじゃないかと気になる
少しでも人が顔をしかめたりすると、自分が悪いんじゃないかと思う
自分がどうしたいか分からない
人を信用できない
人前で字を書けない、食事ができない
人前で話ができない
笑うのが怖い
自分の体臭が気になる
嫌われている気がする
赤面している気がする(赤面してしまう)
慢性的な肩こりや背中の痛み、頭痛
暑いわけでもないのに汗をかく
動悸がする、吐き気がする、口が渇く、息苦しい、眩暈がする
手足や全身または声が震える

対人恐怖症と言っても症状の出方は人それぞれ違っており、このリストの内容の全てが当てはまるとは限りません。
このリストを見て「ただの自意識過剰じゃない。気にしなければいいことでしょ」と思う人もいるかもしれません。でも、本人にとってはそんな単純なことではありません。
たくさん傷ついたり、自信がなかったり、とにかく不安が大きいため、必要以上に人目を気にして緊張し自分を追い詰めてしまうのです。
それでは対人恐怖症の原因となることを見ていきましょう。

【対人恐怖症の原因となりうること】
いじめられた経験
裏切られた経験
強迫された経験
強迫した経験
不正行為をした体験
幼い頃から過保護や過干渉な親に合わせてきた(自分の意見が尊重されない環境)
人目を気にし過ぎる親を見て育った

原因のうち、上から4つまでは主に小学生以降での体験が原因となっています。
いじめ後遺症として対人恐怖に陥る人は本当に多いですし、裏切られたら人間不信になりますよね。強迫されたら、怖くて人の顔色をうかがうようになるでしょう。
強迫したり、不正行為をしたりした体験が原因の場合は、後ろめたさと人間不信によるものです。
残りの2つは物心ついた頃からの体験で育て親の対応が原因となっています。
過保護や過干渉で子どものプライバシーや子どもの意見を尊重せず、何をするにも先回りしてやってしまう親、子どもが反論すると「どうせできないくせに」「危ないからダメ」「失敗したらどうするの」と抑え付けてしまうため、子どもは自分で考えて行動することを諦めて親に合わせるようになり、成長すると自分の意見が分からなくて自信がないために周囲の人の顔色をうかがい合わせるようになります。
最後の人目を気にする親に関しては、そういった親の背中を見て「そうやって生きて行くものなのだ」と思い込んでしまうパターンですね。

私の親も過保護な傾向があり、周りに合わせることが当たり前になってしまっていて自分の考えや欲求が分からず、子どもの頃進路を決める時に自分が本当はどうしたいのかが分からなくて、すごく悩んだ覚えがあります。
さらに小学校から中学校まで続いたいじめにより人間不信になっていました。
後になって心理カウンセリングの勉強をしていた時に、「ずっと悩んできたことは私の性格ではなくて対人恐怖症の症状だったんだ」と認識しました。
それでカウンセリングを受けて解決しました。そうしたら人前で手の震えることはなくなり、慢性的な背中や肩の痛みが改善、そして何よりどれだけ自分が周りが見えていなかったかを痛感しました。
これ以上傷つきたくないと自分を護ることに必死で周りが全然見えていなかったんですね。
心の視野が広がったことで、周りのことがよく分かるようになった頃、以前の私と同じような悩みを抱えている人たちが非常に多いことに気づき、対人恐怖症のカウンセリングをメインにやっていこうと決めました。

対人恐怖症の悩みは、カウンセリングで解決することができます。
症状が重くなるとうつ病を発症する場合もありますので、そうなる前に解決しておきたいですね。
解決すると体も心も本当に楽になり、自分らしく自信を持って生きて行けるようになりますよ。

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