インナーチェンジングセラピーなんて聞き慣れない言葉ですよね。
短くまとめると、日本で初めて再決断療法で博士号を取った倉成央さんが、再決断療法に感情処理法を取り入れて日本人に馴染みやすく改良した心理療法です。
さらに人格適応論を基にクライアントさんの人格タイプに合わせたアプローチをしていき、特に愛着形成を目的としたカウンセリングに力を入れています。

倉成央さんは、私のカウンセリングの師匠でもあります。
その倉成先生がこの改良した心理療法の呼び名ですが、最初のうちは感情焦点型再決断療法と呼んでいましたが、とっつきにくいということで数年前に呼び名を募集してインナーチェンジングセラピーという名前がついたんだそうです。私はどちらも伝わりにくいなと思いますが(笑)
インナーチェンジングセラピーという呼び名がついてからまだ数年しかたっていないので、知らない人がほとんどでしょうね。

前置きが長くなりましたが、心理療法について知らない人にとっては、そもそも再決断療法って何?って話ですよね。
再決断療法というのは、交流分析の理念とゲシュタルト療法の良いとこ取りをした心理療法でアメリカで誕生しました。欧米では様々な心理療法の基本中の基本として一般的に広く知られていますが、日本ではあまり知られていないかもしれませんね。

その再決断療法の考え方の基本となっているのが交流分析です。
交流分析はエリック・バーンという精神学者が、フロイトから続く精神学の様々な考え方を、専門家でなくても分かりやすい言葉でまとめた論文です。
交流分析については、日本における交流分析の重鎮である杉田峰康さんの本がたくさん出ていますので、詳しく知りたい方は読んでみてください。
私は杉田先生の講義を聴きに行ったこともあります。もうかなりお年を召してますが、とてもシャキッとしていらして、お話するスピードがすごく速いんですよ。ついていくのに必死でした(笑)
私のコラムもこの交流分析の考え方を基に書いていますので、コラムを読んでいただくと自然に交流分析の理念に触れることができるようになっています。

再決断療法のもう一つの要素として取り入れられているのが、ゲシュタルト療法です。
ゲシュタルト療法については本当に説明しづらいんですよね。
日本でゲシュタルト療法の権威である百武正嗣さんという方のワークショップに参加したことがあるのですが、空椅子を使い、クライアントの話を聞くというよりは、ひたすら気付きを促すためにセラピストが質問していくという形態の捉えどころがないセラピーでした。
百武先生もちょっと変わった方で面白かったです。
倉成先生とも仲が良く、時々一緒にワークショップを開いたりされてました。
ゲシュタルト療法については百武先生が本を出されていますので、興味がある方は読んでみてください。
再決断療法でも、クライアントさんの前に空椅子を置いてやる形態を取り入れています。

最後に、倉成先生が取り入れた感情処理法ですが、これはストレスとなっている感情を手放すことで心がすっきり整理され、気づきや悩みの解決策が生まれやすくなったり、コミュニケーションがとりやすくなったりするというものです。
感情についてはコラムにも書いていますし、今後も書く機会があると思いますので、コラムを読んでみてください。

このように交流分析の理念を基にゲシュタルト療法や感情処理法を取り入れたインナーチェンジングセラピーは、悩みの解決に向けてアクティブにアプローチを重ね、比較的短い期間でカウンセリングを終えることができるのが特徴です。
ただ話を聞いてもらうだけではない、本気で何とかしたいと思っていることがある方には特に効果が高いです。
そして、愛着形成に関しては多くの人の全ての悩みの根底にある問題でもあるため、特に力を入れて取り組んでおります。
様々な依存症も境界性パーソナリティ障害も、アダルトチルドレンも、その他の様々な人間関係の悩みも、一番根っこの部分の原因を探っていくと、大抵親との愛着形成の部分にたどり着きます。
カウンセリングの最終段階では、その愛着形成をやり直す作業もしていくことになります。
もちろん、カウンセリングでどの程度まで変わりたいのかという希望は人によってそれぞれ違いますので、まだ深い部分と向き合うのは怖いからというのであれば止めることができますし、本当に最後の最後までしっかりやりたいという方には最終段階の愛着のワークまでさせていただきます。
自分と向き合うのは正直怖いです。
私自身がカウンセリングを受けて体験おり、その怖い気持ちも理解できますから、決して無理強いは致しません。

あなたのお悩み解決の目標に向かってしっかりサポートしていきますので、私をあなたとともに走る伴走者として選んでいただけましたら光栄です。